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会長挨拶

江口昌克会長

江口昌克(静岡大学)

 当協会の歴史は、1983年に静岡県心理臨床懇話会(会員53名)として始まり、1992年に静岡県臨床心理士会へと発展しました。その後、2017年には心理職の国家資格が法制化され、2018年に初めての国家試験が実施され、公認心理師が誕生しました。それまでの数十年間、私たちは心理職の社会的認知度向上や資格化の必要性を訴え、社会に求められる環境を整えるために努力を重ねてきました。2019年4月には協会名を静岡県公認心理師協会に変更し、臨床心理士と公認心理師を含む職能団体として新たな一歩を踏み出しました。さらに、2023年3月には一般社団法人としての登記が完了し、法人格を得ることができました(2024年7月1日現在の会員数は773名となります)。

 40年に及ぶ歴史の重みを胸に、私たちは一層の飛躍を目指し、地域社会への貢献を加速していきます。不確実性や変化の激しい時代に直面する個人や組織、コミュニティのそれぞれが抱えるストレスや心理的負担に対処し、回復・成長へとつなぐため、専門性を磨き、質の高い心理支援を提供することを使命と考えています。また、持続的なサービス提供のために後継者養成にも熱心に取り組んでまいります。

 この道のりを共に歩んでくださった関係者(団体)の皆様には、心より感謝申し上げます。今後とも、皆様のご理解とご支援を賜りながら、静岡県における心理支援の更なる飛躍を目指し、地域社会全体のWell-beingを支えていく所存です。何卒、引き続きのご協力をお願い申し上げます。